小説とか書いている奴来い!
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:08:24.81 ID:XJ9yoXMc0
- 推敲とかめんどくさいよな!
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:08:30.94 ID:N86szHxn0
- _Y_
r'。∧。y.
ゝ∨ノ >>1が糞スレ ,,,ィf...,,,__
)~~( 立てている間に _,,.∠/゙`'''t-nヾ ̄"'''=ー-.....,,,
,i i, ,z'"  ̄ ̄ /n゙゙''''ー--...
,i> <i 文明はどんどん発達し r”^ヽ く:::::|::|:::〔〕〔〕
i> <i. ていく・・・・・・。 入_,..ノ ℃  ̄U ̄_二ニ=
`=.,,ー- ...,,,__ |,r'''"7ヽ、| __,,,... -ー,,.=' >ーz-,,,...--,‐,‐;;:'''""~
~''':x.,, ~"|{ G ゝG }|"~ ,,z:''" ___
~"'=| ゝ、.3 _ノ |=''"~ <ー<> / l ̄ ̄\
.|)) ((| / ̄ ゙̄i;:、 「 ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄\
))| r'´ ̄「中] ̄`ヾv、 `-◎──────◎一'
├―┤=├―┤ |li:,
|「 ̄ |i ̄i|「.//||「ln|:;
||//__|L_」||__.||l」u|:;
|ニ⊃| |⊂ニ| || ,|/
|_. └ー┘ ._| ||/
ヘ 「 ̄ ̄ ̄| /
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:09:33.95 ID:rurb0p8r0
- 推敲天皇
- 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:10:23.76 ID:kNd68/xn0
- さて、小説でも書くか。
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:10:46.53 ID:ttaoPclR0
- 書くまでが難しい
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:12:58.02 ID:9/Yb3gY30
- プロット、起承転結がつくれません!
- 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:14:43.33 ID:XJ9yoXMc0
- 8割・・・8割書いたんだよ。
だけど、そこで何故か停止してVIPに来てしまった・・・
今はまだやる気が出ない。
- 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:16:17.21 ID:Lbee2R+e0
- 思ったより難しいよな。何かどっかのパクリみたいな厨臭い文になってしまう。
で、お前ら絶対自分の分身は登場してるよな?wwwwwwwww
- 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:21:00.11 ID:x3I3Yltb0
- >>1
しかしせずに人に見せようもんなら偉いことになるので、
時間があるなら何度もする
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:22:13.92 ID:oWowYo3h0
- >>7
なんでいつも8割は書けるんだろうな
- 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:24:28.06 ID:zw76/7tG0
- 残りの2割が勝負の分かれ目なのさ
- 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:25:41.85 ID:x3I3Yltb0
- 難易度レベル
1 思いついたのをぱーと書き出してみる
4 思いついたのを短くても終わらす
8 ながーい話を、中だるみしないように書き続ける
10 ながーい話をまがりなりにも終わらす
30 ながーい話を見事に終わらす
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:26:23.48 ID:9/Yb3gY30
- 八割どころか三割で投げ出す漏れが最強
- 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:27:16.59 ID:ttaoPclR0
- ありがちなこと
1.タイトル、サブタイトルを考えるのが楽しい
2.好きな台詞を書くまで頑張るが、そこで燃え尽きる
3.会話文が多いと不安になる
- 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:27:20.97 ID:Q5I5AqHW0
- 原案だけ思いついて書くのは他の人間、ってやつが勝ち組
- 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:28:34.79 ID:XJ9yoXMc0
- >>10
俺の場合はできあがった8割を見て、市販の小説との差を感じて愕然とするからかな・・・
あと、オチでどんでん返しを入れるか悩んだり。
主人公の性別くらいならひっくり返して驚きの展開にはできそうなんだが・・・蛇足かなぁ・・・
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:29:15.59 ID:9/Yb3gY30
- >>8
経験を鬱主人公の過去として使う程度('A`)
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:31:00.45 ID:oWowYo3h0
- >>16
あんまり突拍子のないことやるとすごい失敗したりするぞ
全体のバランスも大事
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:37:22.18 ID:xzo1jp4d0
- >>8
そしてそいつが物語のキーマン
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:39:09.79 ID:9/Yb3gY30
- まあでも、どんな駄文でも完成させるのが大事と偉い人が行ってたお。
漏れの場合はクォリティ低いのは百も承知なので、その点を気にして止まることはないけど、
展開に詰まって止まるから困る。
ぶっちゃけ漏れみたいな人間は問題外として、書ききることが出来るなら書いてしまった方がいいと思う。
そして後でおかしな点は修正すればおk
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:41:54.00 ID:Be1x4rkO0
- 俺が何年か前に書いた小説を晒してもよい?
FF11を題材にしてるから、知らない人には判らない部分が少しあるけど。
事情があってこのPCとお別れすることになったから、
ハードディスクの奥に埋もれていたこの小説を、記念に晒していきたい。
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:43:00.45 ID:XJ9yoXMc0
- >>18
理解した。修羅の道に入るところだった。
20時からラストスパートかけるか・・・
一年間、いくら書こうとして20×20で5枚も書けない日々が続いていたのに
今は約150枚分を一週間も経たずに書ききろうとしてるから困る。
- 23 :21 :2006/03/02(木) 19:45:50.84 ID:Be1x4rkO0
- スレ立てようとしたけど、ホスト規制に巻き込まれてるみたいで(・ω・)
下手な文章で申し訳ないけど、皆さんの参考になればいいかなと。
- 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:47:03.75 ID:xzo1jp4d0
- ばっちこい
- 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 19:47:50.18 ID:XJ9yoXMc0
- たのむ。俺もがんばる。
- 26 :21 :2006/03/02(木) 19:49:18.28 ID:Be1x4rkO0
- おk。ちと長いかもだけど、まぁまったりと読んでみてちょ〜(・ω・)ノシ
- 27 :21 :2006/03/02(木) 19:51:50.88 ID:Be1x4rkO0
- 『アニィ 〜その幻想の記憶〜』
序
あれは私が冒険者という職業から足を洗って1年ほどの年月が経った頃の
ことだったように思う。故郷のウィンダスに戻り、調理師という新たな人生
を歩みはじめた私は、それまでの慌ただしい毎日からは想像もできないほど
の平穏な暮らしを送っていた。
冒険者として生きていたあの日々は、私にとって、まさに闇の時代だった。
傷だらけになりながらも、まだ生きているという喜びを感じる毎日。死と隣
り合わせだからこそ感じることのできた命の大切さ。親友、上官、部下、た
くさんの戦友を目の前で失い、しかし悲しんでいる暇もなく、それらは嵐の
ように私の中を過ぎ去っていった。
- 28 :21 :2006/03/02(木) 19:53:10.67 ID:Be1x4rkO0
- 血で血を洗うような凄惨なあの日々も、あれから10年経った今と
なっては、良い想い出として語ることもできるようになり、それなり
に貴重な体験をしたものだと思うこともできる。しかし、戦場を離れ
てからまだ1年しか経っていなかった当時の私は、悪夢のような記憶
を胸の片隅に追いやり、やっと忘れることができそうだと感じること
しかできていなかった。そしてそのまま封印すべきものと当然のよう
に考えていたから、記憶とは不思議なものだと今は思う。
冒険者を辞めてから1年。やっと新しい生活にも慣れはじめた頃の
出来事である。これもまた今となっては良い想い出となってはいるが
、当時の私にとっては、まさにその『想い出』というものについて、
深く考えさせられるような出来事が起こった。
- 29 :21 :2006/03/02(木) 19:55:13.71 ID:Be1x4rkO0
- 1
私が彼と初めて出会ったのは、ウィンダスからマウラへ向かって
いる途中、タロンギに差し掛かった辺りでのことだったと思う。
その日、私がマウラへ釣りをしに行こうと考えたのは、休暇をと
ることができたからだった。久々の長期休暇である。のんびりと過
ごすつもりだった。
東サルタバルタの緑を眺めながら、ゆっくりと歩く。その日の携
行品は、釣具のほうが多い。魔物を狩るつもりではなかったから、
武器や防具は、自分を守るための最低限のものだけ。
新米冒険者達の戦う姿を眺め、物欲しそうに私の跡を付いてくる
ゴブリンを適当にやり過ごしながらしばらく歩くと、熱い風が吹き
付ける荒野、タロンギである。
- 30 :21 :2006/03/02(木) 19:58:23.97 ID:Be1x4rkO0
- ザッ、ザッ、という硬い地面を踏みつける自分の足音だけが
聞こえる。ここからはしばらく登り坂が続く。歩くことは嫌い
ではない。考え事に集中できるからである。
曲がりくねった長い坂を登りきると、タロンギの荒涼とした
大地が眼下に広がる開けた土地にでることができる。ここから
北へ続く道を行くとメリファト山地へ、そしてその逆の道を行
くことで、ブブリム半島に踏み入ることができるのである。
道順は頭に入っている。私の足は、無意識のうちにブブリム方
面へと向いていた。
- 31 :21 :2006/03/02(木) 20:00:00.39 ID:Be1x4rkO0
- すまん。改行が定まってないなw
ちと編集してくるお(・ω・)!
- 32 :21 :2006/03/02(木) 20:07:50.29 ID:Be1x4rkO0
- お、俺しかいない予感・・・。
読んでる人はいないのかな・・・。
まいっか。ひっそりと晒していこう・・・。
- 33 :21 :2006/03/02(木) 20:09:27.20 ID:Be1x4rkO0
- ブブリムへ向かう道の途中、ふと遠くの方で、一人の青年が3匹ほど
のヤグードと戦っているのに気付いた。特に珍しいことではない。よく
ある光景の一つだ。多少腕の立つ冒険者であれば、サルタバルタに生息
する下級な獣人を相手にするよりは、この辺で修行をした方が効果的と
いうものだ。しかも、一度に複数の獣人を相手にするということは、あ
の青年は、自分の腕になかなかの自信があると見える。
そんなことを考えながら見ていると、よくある光景だと思っていたも
のが、実はそうではないということに気付く。不自然な戦い方をしてい
るのだ。
遠いのではっきりとは判らないが、その青年は、左手に盾を構えて相
手の攻撃を受け止めているようには見える。しかし攻撃をしているよう
には見えない。そもそも、彼は武器を持っているだろうか?
- 34 :21 :2006/03/02(木) 20:14:08.46 ID:Be1x4rkO0
- 次々と繰り出されるヤグード達の攻撃は、青年の盾によって、ことご
とくはじかれている。盛大にはじき返されるヤグード達の様子を見る限
り、力の差は歴然としている。このままでは、あのヤグード達がどれだ
け頑張ったところで、青年に傷ひとつ負わせることは不可能なように見
えた。しかし、だからと言って、青年の方から攻撃することをしなけれ
ば、あの戦いが終わることはないのではないか。そんなふうに思った。
もしかしたら、敵の攻撃を盾で受け止める特訓でもしているのだろう
か。ふと浮かんだ考えを、そんなはずはない、とすぐに否定する。あの
青年の腕前なら、この辺の獣人を相手にしたところで、軽いウォーミン
グアップにもならないだろう。
もう少し近づいて見てみようと考えた。少しくらいの寄り道なら構わ
ない。時間を気にする必要も無い。少なくとも、この休暇の間は。
- 35 :21 :2006/03/02(木) 20:21:52.36 ID:Be1x4rkO0
- ホントに俺しかいない予感がするんだがww
続けていいのかな・・・。
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 20:24:07.48 ID:Q5I5AqHW0
- うむ、どんどんやっちゃって
- 37 :21 :2006/03/02(木) 20:25:00.57 ID:Be1x4rkO0
- >>36
いたあああ!
ありがとう。ありがとう。では続けまー(・ω・)ノシ
- 38 :21 :2006/03/02(木) 20:26:03.48 ID:Be1x4rkO0
- 「危ない」
独り言のようにつぶやく声が聞こえたと思った瞬間に、私の脇をすり
抜け、青年のもとへ駆け寄る者がいた。あの身軽さはミスラのものだ。
3匹のヤグードに襲われている(ように見える)青年を見て、どうやら助
けようと思ったらしい。しかしその必要はない、と、私が声をかけるよ
り早く、ヤグード達が彼女の接近に気付いた。
同時に3匹ものヤグードに睨まれたミスラは、ほんの一瞬だけひるん
だ。そして、まばたきをするよりも僅かなその一瞬を見逃さなかったの
は、私だけではなかったようである。盾を構えた青年が、ミスラを守る
かのように、ミスラとヤグードの間に立ちふさがった。その動きは、私
が剣を抜くよりも速く、そしてその姿は、巨大で頑丈な壁のような、そ
んな幻を私に見せた。決して大柄とは言えない体格なのに。
一瞬の間の出来事を理解できなかったのか、ミスラは身をこわばらせ
ている。その青年の動きにヤグード達も驚いているように見えたので、
この隙を逃すまいと思った私は、すでに右手に握っていた剣を3回だけ
振るった。
ミスラが青年に気付いた時に発した「危ない」という言葉を聞いてか
ら、ほんの数秒の間の出来事であった。
- 39 :21 :2006/03/02(木) 20:28:43.89 ID:Be1x4rkO0
- 「あ、ありがとうございました」
ミスラは申し訳無さそうに青年に礼を言った。
「こちらこそ。それに、あなたに礼を言われるようなことは・・・」
疲労の色を隠せない様子で座り込んでしまった青年は、息も絶え絶え
にそう言った。
「いえ・・・。ヤグードに襲われているように見えたので、助けようと
思ったのですが、なんだか逆に助けていただいたような気がして・・・」
そう言ったミスラの気持ちは私にもよく解った。私もこの青年に加勢
しようと思ったのだが、逆に守られたような気分になっていたのだ。し
かし、その時の彼からは想像もつかないくらい、この青年は消耗しきっ
ていた。生気の失われた表情と、ぼろぼろになっているチェーン装備。
そして、彼には右腕が無かった。まさに満身創痍といった様子である。
「とりあえず移動しよう。また奴らが襲ってこないとは限らない。ここ
からだとブブリムのアウトポストが近いから、そこで休憩を」
歩くことくらいはできそうだと判断し、提案した私の言葉に、ミスラ
と青年は頷いた。
- 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 20:29:05.54 ID:9/Yb3gY30
- ぶっちゃけ進行邪魔するのはまずいかなと思ってROMってる。
これすら書き込んでいいものか悩んだ。
- 41 :21 :2006/03/02(木) 20:31:44.08 ID:Be1x4rkO0
- >>40
いやいやいあいyあい
どんどん書き込んじゃってください。
その方が安心するw
- 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 20:32:38.92 ID:MNRs18OV0
- VIPで初のはさまれ!
- 43 :21 :2006/03/02(木) 20:32:57.96 ID:Be1x4rkO0
- 2
ブブリムのアウトポストに辿り着いた頃、辺りはすっかり暗くなって
いた。夜が明けるまでは下手に動かない方がいいと考え、今夜はここで
キャンプすることにした。
死んだように眠っている青年と、彼を看病するかのように付き添って
いるミスラ。そしてアウトポスト周辺を警戒するように見張っている私。
今日はマウラで飽きるまで釣りをしたあと、船に乗ってセルビナに渡
り、そこで宿をとるつもりだったのである。せっかくのんびりと過ごせ
る休暇が台無しになってしまった。そういう気持ちも無いわけではない。
しかし、この不思議な青年に興味を抱いている自分もいた。
とりあえず、彼がヤグード達に対して攻撃できなかったことの理由は
解った。右手に剣を持ち、左手に盾を持つ者がいたとして、その右腕が
失われてしまった時、左手に持つ盾だけが残ってしまうのは当たり前の
ことだ。それは解る。問題は、『なぜそうなってしまったのか』である。
- 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 20:32:58.77 ID:MAw9blbj0
- 俺もw
ぶっちゃけだれか書かないか舞ってた。
ガンガレ
>>21
- 45 :21 :2006/03/02(木) 20:33:44.42 ID:Be1x4rkO0
- >>44
どうもありがとう。
- 46 :21 :2006/03/02(木) 20:35:32.61 ID:Be1x4rkO0
- 獣人達と生死を賭けた戦いをする者達なら、その結果、片腕を失った
り、片足を失ったりすることは、ない話ではないだろう。しかし彼の場
合はどうだろうか。あの動きを見る限り、かなりの実力を持った者であ
ることは確かだ。その彼に、ここまでの傷を負わせることができる獣人
など、この辺りにはいない・・・。
青年とミスラの様子を見ようと思った。ガードに声をかけ、キャンプ
に戻る。相変わらず眠り続けている青年と、その傍らにしゃがみ込んで
いるミスラの横に、私も座る。
「ここのガードに事情を説明してきたよ。今夜は彼らが見張っていてく
れるそうだ」
眠そうな目をしているミスラに言う。彼女は、少し安心したかのよう
な表情を見せてくれた。
- 47 :21 :2006/03/02(木) 20:37:45.24 ID:Be1x4rkO0
- 青年は、とても安らかな寝顔で眠っていた。精悍な顔つきをしている
が、まだどこか幼さも残っている。身長は私より少し高いくらいだが、
長身というわけでもない。
ぼろぼろになったチェーンメイルと、失われた右腕、傷だらけの体。
そしてその様子からは想像もつかないほど綺麗で立派な盾が、青年のす
ぐ横に置かれていた。私が持つには少し大きいくらいだが、彼が持つな
ら丁度良い大きさと思われる。あまりに立派な盾だったので、手に取っ
て見てみたくなった私は、その盾を持ち上げようとして、おや、と思っ
た。重くて持ち上げることができないのだ。
- 48 :21 :2006/03/02(木) 20:39:33.06 ID:Be1x4rkO0
- 盾の近くまで行って片膝を地面につき、じっくりと盾を眺める。あざ
やかな青紫の輝きを放つその表面には傷一つ付いていなかった。夜のひ
んやりとした空気を反射しているかのごとく、涼しげに煌めいている。
両手で盾を抱えるようにして少しだけ持ち上げてみる。それだけで腰
を痛めてしまいそうだ。元の位置に置き、体勢を立て直して両足で踏ん
張り、もう一度両手で持ち上げてみる。ずっしりとした重さを全身で感
じながら、やっとの思いで盾を構えてみることができた。できたが、そ
れだけである。私の力では構えるだけで精一杯だったし、両手を使って
盾を構えているので、剣を持つことができない。慎重に歩いてみること
はできそうだったが、走ったりすることなど到底できそうもない。
- 49 :21 :2006/03/02(木) 20:41:48.70 ID:Be1x4rkO0
- そんな私の様子がおかしかったのか、ミスラがクスクスと笑っている。
「おかしいかい?」
言いながら盾を元の位置に置く。がに股で踏ん張って両手で盾だけを
構える私の姿は、確かに端から見ればおかしいかもしれない。
「いえいえ・・・。その装飾は、ケーニヒですね」
ふと真剣な表情に戻ったミスラが言う。
「ケーニヒ?」
「はい。その盾の名前です。ケーニヒシールド。高級な盾ですよ。でも
今のあなたの様子からすると、材質は別の物でしょう。おそらく、彼専
用に作り直した盾なんだと思います」
- 50 :21 :2006/03/02(木) 20:43:36.93 ID:Be1x4rkO0
- 「ほう・・・。詳しいんだね」
「そんなことないですよ。武器や防具を自分専用に作り直すのは、よく
あることですから」
「そうなのか・・・」
そんな私達の話し声に気付いたのか、青年が目を覚ました。上半身だ
けを起こして、申し訳無さそうにこちらを見ている。
「無理はしない方がいい。まだ寝ていていいよ」
私の言葉に、青年は首を横に振る。
「いえ・・・。もう充分休ませていただきました。もう大丈夫です」
そう言った青年の顔は、タロンギで出会った時に比べて大分さっぱり
としたものだった。体力も少しは回復したように見えるし、いくつか聞
きたいこともあったので、少し話をしてみることにした。
- 51 :21 :2006/03/02(木) 20:45:45.57 ID:Be1x4rkO0
- 「君はタロンギで何をしていたんだい? その・・・ヤグードと戦って
いたのは知ってるが、それにしては異常に体力を消耗しているようだよ
ね。それに、聞いてはいけないことのように思うのだけど、その右腕は
?」
私の質問に、しばらくの間があったあと、青年は答えた。
「それが・・・私にもわからないのです」
「わからない、というと?」
「その・・・憶えていないのです」
憶えていない・・・? まったく予想していなかった返答に、私は驚
いた。
「記憶を無くしてしまった、っていうことですか?」
ミスラが訊いた。
- 52 :21 :2006/03/02(木) 20:47:17.80 ID:Be1x4rkO0
- 「そのようです。気が付いたらあの場所にいました。その自分の状況に
ついて考える間もなく、あのヤグード達に襲われてしまったというわけ
です」
特訓でもなんでもなく、単に襲われていた・・・。あの時のミスラの
判断は正しかったというわけだ。
「その右腕、痛みはありますか?」
さらにミスラが質問をする。
「ありません。傷口もふさがっているようです。始めは戸惑いましたが、
右腕が無いということに体が慣れているようです」
「ということは、右腕を失ったのは、もっと前ということですね? 記
憶を失ったこととは関係なさそうですね・・・」
- 53 :21 :2006/03/02(木) 20:49:07.82 ID:Be1x4rkO0
- 「あのう・・・私はどうすればいいのでしょうか?」
不安に満ちた表情で青年が言った。それはそうだろう。これからどこ
へ行き、何をすればいいのか。それを自分自身で判断できないというの
は、暗闇の中を歩くようなものだ。しかしそれは私とミスラにとっても
同じことで、本人にもわからないことを、私達にわかるわけがない。何
か手掛かりがあれば話は別だが。
「そうだ。その盾は? なにやら君専用に作り直した物みたいだけど、
なにか憶えてないかい?」
この青年の普通と違うところは、この盾くらいだ。これがなんらかの
手掛かりになると考えたが、青年は首を横に振るだけだった。
「残念ですが、まったく思い出せません」
- 54 :21 :2006/03/02(木) 20:51:02.90 ID:Be1x4rkO0
- 「ケーニヒというのは、王っていう意味がありますよね」
ミスラが助け舟を出した。
「なるほど。王か。王国といえばサンドリア・・・。そこに行ってみれ
ば何か思い出すかもしれないね」
「ジュノも関係ありそうですね」
「だね。よし、とりあえずサンドリアへ向かってみよう」
「なんだか申し訳ないです。私のためにそんな・・・」
「気にすることはないよ。突然の休暇をもらって暇してたんだ。丁度い
いよ」
暇つぶしで他人の記憶探しというのも失礼な話だが、彼に気を使わせ
まいとして言ったことだった。実際、のんびり過ごすといってもやるこ
とは釣りくらいしかない。それに比べれば、人の為に動いた方が有意義
というものだ。しかし私はそれでいいが、ミスラはどうだろう? 彼女
の都合は大丈夫なのだろうか。
- 55 :21 :2006/03/02(木) 20:53:26.94 ID:Be1x4rkO0
- 「君はどうするんだい? 家に帰らなくて大丈夫?」
「私は大丈夫ですよ。家族と呼べる人はいないし・・・自由な身ですか
ら」
そう言って微笑んだ彼女の顔には、寂しげな影があった。
「そういえば、まだ名前も言っていませんでしたね。私、アニィといい
ます。どうぞよろしくお願いします」
改まった様子で深々と頭を下げながら、ミスラが自己紹介をした。
「そういえばそうだったね。僕はクリストフ。ウィンダスで調理師をし
ているんだ」
私も自己紹介をする。するとアニィが、
「わあ! コックさんなんですね! 今度何か作ってくださいよー」
と喜びの声をあげた。ミスラ独特の、とんがった耳をぴょこぴょこと
動かしている。高級料理でも食べられると思っているのだろうか。正直
に言うと、プライベートでは仕事のことを考えたくはないのだが、料理
となるとこれは実に難しい問題で、いくらプライベートとはいっても自
炊はしなければならないから、嫌でも料理をするはめになるのである。
無論、自分のために作る料理なので手は抜いているが。
- 56 :21 :2006/03/02(木) 20:56:01.72 ID:Be1x4rkO0
- 「あはは、食材があればの話だけどね。でもあまり期待はしないでね」
こういう状況になってしまった時点で、もう休暇でもプライベートで
もないような気がしたので諦めることにした。
「いえいえ、すごく期待しちゃってますよー。・・・で、えっと・・・」
アニィは少し困ったような表情で青年を見た。
「お名前、憶えてますか?」
すると青年は意外なことに、
「ファビオといいます」
とすぐに答えた。
「あれ、名前はちゃんと憶えているんだね」
「自信はないのですが、この盾の裏側に小さく彫ってありました」
「なるほど、銘入りってことか。でもそれって作った人の名前じゃない
の?」
「あ、やっぱりそうなんでしょうか?」
- 57 :21 :2006/03/02(木) 20:57:38.58 ID:Be1x4rkO0
- そんな私達の疑問に、
「自分で作ったって可能性もありますよね。むしろその方が自分に合っ
た物を作れるわけだし」
とアニィが答えた。
「片手で作ったのかな?」
「さあ・・・。そうなる前に作ったのかもしれないし・・・」
「んー、そうだね。じゃまあとりあえずそういうことにしようか。本当
の名前が違っていたとしても、今ここで解ることでもないしね」
「そうですね・・・」
青年は不安でいっぱいの様子である。かわいそうだが仕方がない。少
しでも早く彼の記憶を取り戻すことが先決だと思った。
「さて、もう寝よう。サンドリアは遠いからね、長い旅になりそうだ」
- 58 :21 :2006/03/02(木) 21:01:22.40 ID:Be1x4rkO0
- 3
翌日、私達はクォン大陸へ渡るためにマウラを目指した。
ブブリム半島に生息する獣人は、サルタバルタやタロンギのそれに比
べれば頑丈で腕の立つ者達ではあったが、私達3人にとってはまだまだ
強敵とはなりえない存在であった。とはいえこちらの武器や防具は、ほ
とんど護身用と言ってもいいくらい最低限のものであったから、2体や
3体と同時に相手をするような場面は、なるべく避けるようにしなけれ
ばならなかった。それでも行く先の道が死角になっていたり、道自体が
狭かったりといった所では索敵がうまくいかず、同時に複数の獣人を相
手にせざるをえないことが何度かあり、そういった場面に遭遇するたび
に私は、アニィとファビオの実力に驚かされた。
- 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 21:01:45.24 ID:+RQZPzKnO
- 【【志穂】】これVIP発の小説の転載じゃね?【【アナル鉛筆】】
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1141300492/
http://www.pipopa.net/manista/syosetsu/navi.php
ここの25才OLの話、http://17.h.fc2.com/のパクリもしくは無断転載じゃね??
- 60 :21 :2006/03/02(木) 21:03:23.02 ID:Be1x4rkO0
- 弓を持ったゴブリンに行く手を阻まれ、と同時に後方の物陰から2体
のゴブリンに襲われたことがあった。
前方のゴブリンがファビオに向かって弓を構えたので、私がこれに剣
で斬り掛かったが、すんでのところで矢を放たれてしまった。ファビオ
は盾を持っているし、当然それで矢を防ぐものと思ったが、彼のとった
行動は少し違うものだった。盾を斜に構え、向かってくる矢を後方に受
け流すようにしたのだ。キンッという矢が盾に当たる音が聞こえたかと
思うと、彼の斜め後方から襲おうとしていたであろうゴブリンが、うめ
き声をあげて倒れた。盾によって角度の変わった矢が、見事に命中した
のである。彼のこういう盾を扱う技術には本当に驚かされた。
- 61 :21 :2006/03/02(木) 21:05:54.11 ID:Be1x4rkO0
- 残るもう1体のゴブリンはというと、アニィが愛用のバグナウでもっ
ていつの間にか倒していたらしく、するとこれは意図せずに3体同時に
退治してしまったということになり、私達は他愛もなく喜んだものだっ
た。
ミスラ独特の素早い動きで相手を翻弄するアニィの格闘技術も相当な
ものではあったが、私が常に驚かされていたのは、間違いなくファビオ
の盾を用いた防衛術であった。まるきり相手の動きを読んでいるかのご
とく振る舞う彼は、いついかなる攻撃を受けようとも、その盾を使って
ことごとく防御した。そして驚くべきは彼の力である。私が両手でやっ
と持つことができるくらいの重さがある盾を、片腕だけで構え、いとも
軽々しく扱う彼は、並大抵の力の持ち主でないことは確かだった。
- 62 :21 :2006/03/02(木) 21:07:57.17 ID:Be1x4rkO0
- 一回あたりの戦闘による疲労は微々たるものではあったが、油断は禁
物である。チリも積もればなんとやらで、これは旅が長いものになるほ
ど重要な問題であり、旅の後半ではこれが命取りになることも珍しくは
ない。しかも今回の旅、とりあえずの目的地はサンドリアであるが、そ
こでファビオの記憶を取り戻せるとは限らないのである。もしサンドリ
アがはずれだった場合、その後、私達はなんらかの手掛かりを求めてジ
ュノへ向かうだろう。そしてそこで別の目的地を見付けたとして・・・
と考えてみると、これは決して短い旅とはいえそうもない。しかも私達
がサンドリアを目指すきっかけとしたものは彼が持っていた盾だけであ
り、これがまったくの見当違いだったというオチになる可能性は高いと
思われる。
彼は何者なのか。
無事に記憶を取り戻すことができるのか。
この旅に終わりはあるのか。
あるとすれば、その終着点は・・・?
- 63 :21 :2006/03/02(木) 21:10:33.14 ID:Be1x4rkO0
- ブブリム半島を道なりに南へ下り、やがて私達はマウラに到着した。
パムタム海峡に面する港町である。ここから船に乗ることによって、ク
ォン大陸はザルクヘイムにある港町セルビナへ渡ることができる。マウ
ラで宿をとることも可能なのだが、まだ昼間であったし、少しでも先を
急ぎたかった私達は、さっそく船に乗ってセルビナを目指すことにした。
セルビナまでは最低でも6時間はかかる。そちらの方で宿をとる方が、
時間的にも丁度いいのではないかと思われた。明日、セルビナを出発し
たあとは、サンドリアに到着するまで、町はおろかまともに宿をとれる
ような場所はない。そういう事情もあったから、セルビナで充分な休息
をとっておきたかった。
- 64 :21 :2006/03/02(木) 21:13:17.04 ID:Be1x4rkO0
- 船には、私達の他に10人ほどの冒険者と思われる人達が乗っていた。
彼らはどんな目的があってセルビナへ渡るのだろう。そこで待っている
知り合いや友人に会うためか、同志を募って獣人と戦うためか。はたま
たバストゥークまで足を運ぶためか、私達と同じようにサンドリアへ向
かう者もいるだろう。
甲板に出た私は手すりに寄りかかり、流れる景色をぼんやりと眺めな
がら、そんなことを考えていた。
考えてみれば、今回の休暇にあたり、当初予定していた通りの道筋を
私は歩んでいる。マウラへ行き、船に乗ってセルビナに渡り、そこで宿
を・・・。もちろんマウラで釣りをすることはできなかったし、お世辞
にものんびりしているとは言えない状況になっているのが悔やまれるが。
- 65 :21 :2006/03/02(木) 21:15:34.64 ID:Be1x4rkO0
- 成り行きとはいえ、こういう状況になってしまったことを次第に後悔
するようになってきた。失った記憶を取り戻すというのは大変なことで
ある。なにやらトントン拍子でここまで来たが、これから先もこの調子
で物事が進むとは限らない。アニィという強い仲間ができたことは良か
ったと思うし、ファビオの戦闘技術も相当なもので、だから命の危険を
感じることこそないが、だからと言ってすべてが上手くいくほど甘くは
ないと思う。私とアニィがいくら頑張ったところで、ファビオの記憶を
取り戻すことができなければ意味はない。
この旅の目的地など、ヴァナディールにはないのではないか。ふと私
はそんな気がしてきた。終着点は、そう、彼の記憶なのだから。
- 66 :21 :2006/03/02(木) 21:17:25.29 ID:Be1x4rkO0
- 「星の大樹ですね」
「え?」
いつの間にかアニィが私の隣に来ていた。私の真似をするかのように、
手すりにもたれ掛かっている。
「ほら、あそこ」
そう言って指差す彼女の手の先を目で追うと、ウィンダスの石の区に
ある星の大樹が小さく見えた。
「ああ、そうだね」
「あれ? 星の大樹を見ていたんじゃないんですか?」
「うん、ちょっと考え事をね・・・」
「そうですか」
私の気分を察したのか、それ以上彼女の方から話しかけてくることは
なかった。彼女の様子は、どうも私とは正反対のようで、たまに耳をぴ
ょこぴょこと動かしたり、尻尾をぶんぶんと振り回したり、とても楽し
そうだった。
- 67 :21 :2006/03/02(木) 21:19:14.72 ID:Be1x4rkO0
- 「ねぇアニィ」
「はい?」
振り向いたアニィは、耳をピンと立てて、私の次の言葉を待っている
ようだった。
「彼の記憶は、元に戻るだろうか?」
「どうしたんですか? 急に」
アニィはクスクスと笑っている。
「僕はなんだか不安になってきたよ。僕も君も比較的自由な身だから、
時間的な問題は気にしちゃいないけど、もし、すべてをやり尽くしても
彼の記憶が戻らなかったら? なんの手掛かりも無いまま、行き止まり
にぶち当たってしまったら・・・?」
「ああ・・・、そういうことを考えていたんですね」
「うん。なんだか成り行きでここまで来ちゃったけど、ちょっと無責任
だったかな、って」
- 68 :21 :2006/03/02(木) 21:22:12.58 ID:Be1x4rkO0
- 「うーん・・・」
するとアニィも考え込んでしまった。そしてしばらくの沈黙があった
後、
「タロンギで、私達が彼を発見しなかった、とします」
そんな例え話を始めるのだった。
「うん」
「おそらく、別の誰かが彼を発見していたでしょう」
「うん、きっとそうだろうね」
「その人はどうするでしょうか?」
「え? そりゃあ・・・」
答えようとして詰まってしまった。発見した人が、もし心ない人であ
ったなら、そもそも助けることなどしないだろう。ではもし、助けてい
たら・・・。
「私達は、彼を助けたのですよ。もちろん、恩を着せるつもりはないし、
そんなことは考えていませんけど。重要なのは、私達が彼を助けようと
思ったこと。なんとかしなくちゃと考えたこと。クリスさんだって、そ
う考えたのでしょう? それは、成り行きではありません。無責任でも
ありません」
- 69 :21 :2006/03/02(木) 21:24:37.43 ID:Be1x4rkO0
- なんだか急に気分が楽になった。そんな気がした。私は、もっと自信
を持っていいのかもしれない。
「だいじょうぶ。きっとうまくいきますよ」
そう言って微笑んだ彼女の顔に、私はしばし見とれていた。彼女のこ
の自信はどこからくるのだろう。その表情には、不安や恐怖などといっ
た色はまったくなかった。
「お待たせいたしました。まもなくセルビナに到着します」
突然のアナウンスに私は驚き、ふと我にかえった。
「彼はどうしたんだい?」
私はアニィに訊いた。
「船倉で休んでますよ。私達も下に降りましょう」
- 70 :21 :2006/03/02(木) 21:28:17.40 ID:Be1x4rkO0
- 4
セルビナに到着した私達は、さっそく今夜の宿を確保し、その後それ
ぞれ自由な行動をとることになった。
ファビオはまだ体力が全快したわけではないらしく、自室にこもって
体を休めているようだし、アニィはセルビナの町を探検すると言って出
掛けてしまった。私もアニィと一緒に出掛けようと思ったが、なかなか
気分が乗らず、かといってマウラでできなかった釣りをやろうという気
分にもならず、自室のベッドに横たわってぼんやりとしていた。
- 71 :21 :2006/03/02(木) 21:30:11.22 ID:Be1x4rkO0
- すると私の頭に浮かんでくるのは、船でアニィと話したことである。
私達は、彼を助けた。私達は、彼を助けた。彼を助けた。なんとかしな
くちゃと考えた。考えた。そう、確かに私は考えた。彼の境遇にただな
らぬものを感じた私は、確かに、なんとかしなくちゃと考えた。そう思
ったことが、考えたことが大事なのだろうか。なんとなく、なんとなく
だが、アニィの気持ちが伝わってきたような気がした。汗を流し、血を
流して頑張る者を、誰が責めよう。すべてが終わった時、それでも彼の
記憶が元に戻らなくても、誰が私達3人を責めようか。確かに彼にとっ
ては悲劇だと思う。だからこそ頑張って何かをしようとしている。それ
は成り行きではない。無責任でもない・・・。
私の中で、それまでもやもやとしていた何かが、ある一つの形を作り
始めた頃、身をひそめていたらしい睡魔が急に襲いかかってきたようで、
柔らかなベッドに沈み込むように眠りに落ちてしまった。
- 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 21:31:24.30 ID:ECgYDRlt0
- >>1
推敲は面倒なんかじゃないさ。
少なくとも、俺は楽しんでいるぞ。
- 73 :21 :2006/03/02(木) 21:32:05.03 ID:Be1x4rkO0
- 翌朝、目が覚めた私は、まだ早朝だったこともあり、海岸へと釣りに
出掛けた。調理師である私に対して多大なる期待を寄せているミスラの
為に、魚料理でも作ってみようと考えたのである。
独り身である私が、休暇中に誰かの為に料理をするなんて、何年ぶり
だろうか。これでも私は、若い頃、冒険者として生きていた時代があっ
た。その頃、狩り場へ持参する食事は自分で用意するという暗黙的な常
識があったから、せいぜい自分の為だけに慣れない料理をしたものであ
る。
- 74 :21 :2006/03/02(木) 21:33:52.61 ID:Be1x4rkO0
- 国の為に働き、一般の人々の為に働いたあの頃。なんの取り柄もなか
った私が、誰かの役に立っている。そう思うだけで嬉しかった。だがそ
ういう私の誇りは、表立った軍事行動をとることができない国の、冒険
者を奨励するという、ある意味での苦肉の策であったと知った時、脆く
も崩れ去った。冒険者の存在とは、言わば国の言い訳である。ただ、国
が正式に認めている職業なだけあって、冒険者になれば、実に様々なサ
ービスを公的に受けることができた。そのため、現在では冒険者の数が
増え過ぎていると言っても過言ではない状況になっている。
爽やかな朝日を浴びながら釣り糸を垂れる私は、なんとなく若かりし
日のことを思い出していた。ただただ獣人達と戦う日々。消耗するだけ
で、なにも生み出すことのできないあの時代に、私はもう戻りたいとは
思わない。
- 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 21:34:03.06 ID:mYKgIkca0
- 好きな文体
- 76 :21 :2006/03/02(木) 21:36:21.50 ID:Be1x4rkO0
- やがて私は、朝食としては充分なほどの釣果を得て宿に戻った。ここ
のキッチンを借りて料理をしようというわけである。時刻は朝の7時。
そろそろアニィとファビオが起きてくる頃だろうと思った。
キッチンで魚の焼き加減を見ていた時、予想に反して早く起きてきた
二人に私は驚いた。私が計画したささやかなサプライズは失敗に終わっ
てしまったわけである。ファビオはおとなしく席について待っていてく
れたが、焼き魚の匂いを嗅ぎつけたアニィが、嬉しそうに鼻をくんくん
させながら私のまわりをちょこまかと動き回るので、これに困惑した私
が、席について待っていて欲しいと言うと、いそいそと退散していった。
- 77 :21 :2006/03/02(木) 21:37:31.57 ID:Be1x4rkO0
- >>75
俺のことだったとしたら、
ありがとう(・ω・)!
- 78 :21 :2006/03/02(木) 21:39:16.99 ID:Be1x4rkO0
- 出来上がった料理を席に運ぶと、アニィとファビオは、待ってました
とばかりに食べ始めた。無理はない。ここに来るまでまともな食事はと
れなかったのだから。しかし料理人としては、もう少し味わって食べて
もらえれば嬉しい、と思う。
「おいしい! 焼き加減と塩加減が絶妙ですね! さすがです!」
アニィが幸せそうな顔で言った。椅子から立ち上がらんばかりに興奮
した様子で喜ぶ彼女を見ると、こういう人がいるならプライベートで人
の為に料理をするのも悪くはないと思った。
- 79 :21 :2006/03/02(木) 21:40:38.11 ID:Be1x4rkO0
- 「すごくおいしいです。ありがとうございます」
ファビオはそれだけを言い、ただ黙々と食事を進めていた。その様子
を見ると、なるほど片腕しか使えない食事はなかなか大変なようで、こ
んな日常のひとコマにおいても彼は集中しなければならず、そのため普
段より口数が少なくなってしまうのも当然と思えた。しかも今回は、両
手を使えたとしても決して食べやすいとは言えない焼き魚というメニュ
ーなのだからなおさらである。アニィの期待に応えなければというある
種のプレッシャーを感じていた私は、彼の方に気を使うことをすっかり
失念していた。次回から気をつけよう、と思う。串焼きなんてどうだろ
う。あれなら片手でも問題なさそうだ。
- 80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 21:40:53.37 ID:QE3t8W+a0
- 読んでないけど良い感じだな
- 81 :21 :2006/03/02(木) 21:42:10.31 ID:Be1x4rkO0
- 「どういたしまして。こんなに喜んでもらえるとは思わなかったから、
僕も嬉しいよ」
「もっと自信持っていいですよー。こんなにおいしいお魚さん、毎日食
べられたら幸せだろうなー」
満面の笑みで言ったアニィの言葉に、私はどきっとさせられた。まさ
か深い意味はあるまいとどぎまぎしていたが、次の瞬間、片手で焼き魚
と格闘しているファビオに見かねたのか、骨を取ってあげたり、身をほ
ぐしてあげたりと、彼の世話をしているアニィを見て、なにやら複雑な
思いに駆られた。
- 82 :21 :2006/03/02(木) 21:44:00.96 ID:Be1x4rkO0
- >>80
あ、ありがとう・・・(・ω・)?
- 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 21:44:52.21 ID:SWoLICWJ0
- 読みやすい綺麗な文章だな
二次じゃないオリジナルは書かんの?
- 84 :21 :2006/03/02(木) 21:44:56.94 ID:Be1x4rkO0
- 「ファビオ君、あれから何か思い出すことはあったかい?」
私は、気を取り直してファビオに尋ねた。
「そうですねー。思い出したというか、わかったというか」
「わかったというと? 思い出してはいないのかい?」
「はい、相変わらず記憶は戻ってないのです。でも、なんというか、う
まく言えないのですが、どの記憶を失ったか、ってことがわかった、と
いうか」
すんなりとは頭に入ってこない、理解するのに時間がかかるような言
い方を彼はした。
「つまりその・・・、何を忘れたのかが判った、っていうことかな?」
「はい、はい、そういうことです。あれから色々と考えてみたのですが、
子供の頃の想い出とか、もっと近い記憶で言うと、こうやって片手で食
事をすることとか、そういうことは、どうやら憶えているのです。名前
も、ファビオで合っているように思います」
「なるほど。じゃあ何を忘れてしまったんだろう?」
- 85 :21 :2006/03/02(木) 21:46:48.14 ID:Be1x4rkO0
- >>83
ありがとう!
オリジナルは、今はまだ構想段階なんであります。
- 86 :21 :2006/03/02(木) 21:47:41.52 ID:Be1x4rkO0
- 「私、なんとなく判ったような気がします」
授業中の生徒のように、手を挙げてアニィが言った。
「つまりですね。ある出来事がきっかけで、記憶を失ってしまったとし
ますね。するとその『ある出来事』と『ある出来事に関係すること』を
忘れてしまった、ということではないですか?」
するとファビオは頷いた。
「そう、そういうことだと思います」
「ちょ、ちょっと待って」
私はなんだか置いてけぼりを喰らわされたような気分になっていた。
「例えば今ここで、ある出来事が起きて、そのことがきっかけで、この
食事のことを忘れてしまい、それに関係することとして、アニィやファ
ビオ君と出会ったこととか、ここへ来るまでのことも忘れてしまう、と。
そういうこと?」
- 87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 21:47:44.55 ID:SWoLICWJ0
- 頑張ってね
楽しみにしてる
続きもwktk
- 88 :21 :2006/03/02(木) 21:49:33.50 ID:Be1x4rkO0
- すると二人は「そうそう」と同時に頷いた。
なるほど、判ったような気がした。しかし、するとこれはどういうこ
とだろう。記憶を失ってしまうような出来事とは一体どんなことであろ
うか。しかも、ある出来事に特定して都合の良いように忘れてしまうな
んて、そんなことが有り得るだろうか。単純に頭を打ったとか、そうい
うことではないように思った。
「でも相変わらず手掛かりがありませんね」
残念そうにアニィが言った。それはもっともなことだと思う。解決に
向かって一歩前進したかのように思えるが、ただ解くべき問題がはっき
りしたというだけのことであって、その問題をどうやって解くか、その
手掛かりはまだつかめていない。
「とにかく出発しよう。ここでじっとしていても進まないような気がす
るよ」
腹ごしらえの済んだ私たちは先を急ぐことにした。こちらから動かな
ければ答えに会うことはできない。『それ』は、この世界のどこかで待
っている。ただ動かずに待っている。だからこちらから会いに行かなけ
ればならない。そんな気がした。
- 89 :21 :2006/03/02(木) 21:51:28.34 ID:Be1x4rkO0
- >>87
うい。頑張るお(・ω・)!
- 90 :21 :2006/03/02(木) 21:52:23.37 ID:Be1x4rkO0
- 5
セルビナの門を出ると、真っ白い砂浜が目の前に広がった。獣人達と
の戦いに慣れ、さらなる腕の上達を目指して冒険者達が集う場所、バル
クルム砂丘。これこそが快晴だと言わんばかりに雲ひとつない青空。そ
の空には、我がもの顔の太陽が腰を据えており、その光を反射する砂浜
が一面に広がっているために、どっちを向いても眩しかった。気温は高
いが、湿度はほとんど無いから汗はあまりかかない。時おり吹き抜ける
風が非常に気持ちいい。
ここはバストゥークとサンドリアのほぼ中間地点に位置するため、両
国の冒険者が多く集まっており、そういう事情を知っているウィンダス
の冒険者も、わざわざ海を渡ってやってくるから、昼夜問わず冒険者で
賑わう、非常に活発な場所である。ただそれだけに、獣人との戦いによ
る犠牲者の数も少なくはなく、目を背けたくなるような凄惨な場面に遭
遇することも少なからずあった。
- 91 :21 :2006/03/02(木) 21:54:41.59 ID:Be1x4rkO0
- 「ここはよく憶えています」
歩きながらファビオが言った。
「私はある団体に所属していて、どんな団体かは忘れてしまいましたが、
ここで獣人達との戦い方を学びました。私がまだ少年だった頃のことで
す」
「団体名とか憶えてないんだ?」
私は尋ねた。
「はい。まったく思い出せません。でもとにかく厳しかったことを憶え
ています」
「どんなことをやったの?」
「5、6人のグループを作って獣人と戦います。その団体の先輩たちが
見守ってくれているのですが、ただ見ているだけで、私たちがどんなに
危険な目にあっても、助けてくれません」
「仲間がやられても? 見ているだけ?」
- 92 :21 :2006/03/02(木) 21:55:58.02 ID:Be1x4rkO0
- 「はい、見ているだけです。バタバタと仲間が倒されていく中で、ただ
生き残ることだけが課題でした」
「それは凄い・・・。なんだか酷いですね・・・」
アニィが悲しそうに言った。確かに、まだ少年だったということを考
えれば、想像するだけで恐ろしい光景だ。まるで死ぬために行くような
ものである。
「そうやって各グループの生き残った者達を集めて、そこでまたグルー
プを作ります。そうして強い者だけが残り、それでやっと一体の獣人を
倒せる、というわけです」
「なるほど。そこで君は生き残ったというわけだね」
「今ここにいることを考えると、きっとそうなんでしょうね」
そう言ってファビオは弱々しく微笑んだ。
- 93 :21 :2006/03/02(木) 21:57:48.27 ID:Be1x4rkO0
- 「ん、待てよ。その団体のことは憶えてないって言ったよね?」
私は尋ねた。すると彼は、うーんと言って考え込んでしまった。
「そう言われてみると、団体だったかどうかもあやふやですが、とにか
く人数が多くて、組織立った行動をしていましたから、なんらかの団体
ではないかと」
「ふむ。それを忘れてしまっているということは、その団体は、君が記
憶を失ったことと関係がある、っていうことかもしれないね」
すると彼は頷いた。
「はい、確かにそういうことかもしれないですね」
- 94 :21 :2006/03/02(木) 21:59:04.06 ID:Be1x4rkO0
- しかしだからといって、それで何かが解決したわけではなかった。解
くべき方程式が増えたというだけのことであって、相変わらずそれを解
く手掛かりは判らない。それとも、彼が所属していたという団体を見付
けることが、彼の記憶に繋がるのだろうか。その団体を見付ければ、彼
の記憶を取り戻せる・・・?
「あ、あれ? あれー?」
急にアニィが立ち止まって言った。
「方向、違いますよ。こっちはコンシュです」
私はここでやっと気が付いた。アニィが言っているのはコンシュタッ
ト高地のことである。確かに、サンドリアへ行くにはラテーヌ高原を抜
ける必要があるが、今私たちは、コンシュタットの方角へ進もうとして
いた。まるで正反対の方向である。
- 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:00:06.11 ID:Jy6gX3qJO
- 最近、祖母の代から家にある人形の髪の毛が延びていることに気付いた。
それは大変、気味が悪かったが、人形であるため捨てるとなると戸惑うものがあった。
そこで私は人形を、近所の寺に奉ってもらうことにした。
寺の住職に訳を話すと、住職は「私なら適任です」と言った。
私は当たり前の事だと思ったが、彼の顔を見たとき、ある仮説にたどり着くことが出来た。
そう、人形は持ち主の髪の毛を吸収し、自分の物としていたのだ。
全てを悟った私は、住職にお礼を言い、帰路についた。住職の頭に反射した光が眩しく、そして神々しかった。
- 96 :21 :2006/03/02(木) 22:00:46.14 ID:Be1x4rkO0
- 「こっちの方向が気になります」
ファビオがきっぱりとした様子で言った。
「何か思い出せそうですか?」
アニィが尋ねた。
「わかりませんが、なんとなくこっちの方に興味があります」
言いながら彼はもう歩きはじめていた。私は一瞬迷ったが、なにしろ
これまで手掛かりとしてきたものは、彼の持つ盾の名前だけである。そ
れよりは彼自身の言うことの方を信じる方が懸命と思われた。
アニィと私は、黙って彼のあとを歩きはじめた。
- 97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:01:43.02 ID:SJM+YmSQ0
- >>95
まぁ落ち着け。
- 98 :21 :2006/03/02(木) 22:02:28.15 ID:Be1x4rkO0
- バルクルムの白い砂地が綺麗な緑へと移り変わり、草や花といった植
物たちの良い香りが漂ってきた頃、突然アニィが、
「この辺でキャンプにしませんか?」
と言った。
「え、でもまだ昼だよ?」
私は驚いて言った。
「ああ・・・。じゃあもう少し行ってからでいいです」
- 99 :21 :2006/03/02(木) 22:03:33.00 ID:Be1x4rkO0
- アニィはなぜか残念そうな暗い顔をしていた。私は気を使ってそれ以
上なにも言わなかったが、彼女の様子から、何かあったのかと心配にな
り、日が傾き辺りが暗くなりはじめた頃、早めにキャンプをすることに
した。場所は丁度コンシュタットの真ん中あたりである。ここからさら
に南へ下り、オウルガング峠を抜けるとグスタベルグ、そしてさらに南
下するとバストゥークに到着する。反対に、ここから北へ向かうとパシ
ュハウ沼という沼地に入り、それはジュノへ行くことを意味していた。
キャンプを張る時も、セルビナで調達しておいた食材をつかって夕食
を作っている時も、私はアニィのことが気になっていた。今まで私たち
3人はずっと一緒にいた。彼女の身になにかあれば、必ず気が付くはず
である。
- 100 :21 :2006/03/02(木) 22:05:17.09 ID:Be1x4rkO0
- 私が自慢の料理を披露した時も、ついに彼女の暗い表情は変わらなか
った。食事のあと、二人が寝静まってからも、私は焚き火の前に腰掛け
て、彼女のことを考えていた。あの変わりようは何故なのか。だから寝
たと思っていた彼女が起きてきて「お話があります」と言った時、私は
驚かなかった。そして彼女は私の横に座り、話し始めた。
「彼はおそらく、ベドーに向かっています」
揺れる焚き火の炎に照らされた彼女の横顔は、とても美しいと思った
が、同時に、なにかを思い詰めているかのような気配を漂わせていた。
ベドーとは、獣人の一派であるクゥダフ族の本拠地である。
「私たちは、そこで金剛王ザ・ダと戦いました」
「え!?」
- 101 :21 :2006/03/02(木) 22:07:14.29 ID:Be1x4rkO0
- これにはさすがに驚いた。しかし彼女の言っている意味がわからない。
金剛王ザ・ダというのは、クゥダフ族の頂点に君臨する王のことである。
これはわかる。私たち、というのはどういうことだろう。戦った? な
ぜ過去形なのだろう。
「悪いけど言っていることがわからない。落ち着いて、もう少し詳しく
話してほしい」
「今日、バルクルムで彼が話したことを憶えてますか?」
「うん」
これは憶えている。ファビオがまだ少年だった頃に所属していた団体
と、その厳しい訓練の話だ。
- 102 :21 :2006/03/02(木) 22:08:36.54 ID:Be1x4rkO0
- 「クリストフさんも知っている通り、冒険者の数は年々増え続けていま
す。でもただ増えているだけではないんですよ。目的を共にする冒険者
が集まって作られた団体、例えば、今朝私たちがいたセルビナでは、セ
ルビナ警備隊と呼ばれるボランティア団体があります。そういう組織化
された団体も増えているんです」
「うん」
突如として始められた彼女の話に、私はただただ頷くことしかできな
かった。
「その中でも、冒険者の間で最強と言われる、特に厳しい組織がありま
した。それが、彼の所属していた団体です。そして私も、その団体に所
属していました」
- 103 :21 :2006/03/02(木) 22:11:58.54 ID:Be1x4rkO0
- 「それは本当の話かい?」
にわかには信じられない話だった。私は、彼女にからかわれているの
だろうか。急にそんな気がしてきた。
「本当のことですよ。第21精鋭突撃大隊。成人した私たちは、そこの
部隊に配属されました。今日、彼が話した訓練は、その予備軍時代のこ
とです。そしてバストゥークの防衛をまかされた私たちは、ある時、ベ
ドーへの突撃命令を受けました。バストゥーク領を脅かすクゥダフ族と
の決着をつけようというわけです」
それから彼女は、私の予想とはかけ離れた話を続けるのだった。それ
は暗く切なく、聞くだけで辛くなるような、悲しみに満ちたアニィの記
憶。そんな彼女の想い出話を、私は黙って聞き続けた。
- 104 :21 :2006/03/02(木) 22:16:21.47 ID:Be1x4rkO0
- 第1部、おわり〜
続きは、実はまだ書いてなかったwwwうはwwwwwうぇっうぇwwwww
第2部からは、三人称視点の文章に変わって、アニィの想い出について語られます。
そんな予定(・ω・)ノシ
ここまで読んでくれた皆さん、どうもありがとう!!
続き、無くてごめんなぁ。
- 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:22:01.14 ID:SJM+YmSQ0
- お疲れ。
というわけで次はどうするよ。よければいつか投下してそのまま放置だった俺の文章を再び爆撃したいんだが、
ぶっちゃけ今、人いる?
- 106 :21 :2006/03/02(木) 22:26:47.64 ID:Be1x4rkO0
- >>105
過疎ってるけど、俺は読んでみたいのぅ。
- 107 :21 :2006/03/02(木) 22:31:22.28 ID:Be1x4rkO0
- 期待age
- 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:31:26.86 ID:SJM+YmSQ0
- >>106
そう言ってくれるのはお前だけだ…。
http://www.uploda.org/uporg325879.zip.html
馴れ合いにならない程度に保守るか。
- 109 :21 :2006/03/02(木) 22:33:45.44 ID:Be1x4rkO0
- >>108
こ、恐くて落とせないお!
- 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:35:46.03 ID:SJM+YmSQ0
- だぁーマジか。ウィルスとか無いって言っても信用ないからな…。
かと言って晒すのは辛いぜ。
- 111 :21 :2006/03/02(木) 22:37:20.47 ID:Be1x4rkO0
- >>110
了解だ大佐。ちと落としてみる(・ω・)ノシ
- 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:38:18.98 ID:SJM+YmSQ0
- なんつーか。まぁVIPでDLを怖がるな。
- 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:39:35.70 ID:MI/mzQDe0
- 俺も投下していいか?
- 114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:41:18.62 ID:SJM+YmSQ0
- >>113
仲間ゲト。
- 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 22:46:00.12 ID:SJM+YmSQ0
- >>113
wktk
- 116 :21 :2006/03/02(木) 22:56:56.16 ID:Be1x4rkO0
- >>108
プロローグ読了。
ハードボイルド系のSFみたいな感じだけど、そう思っていいのかな?
結構ボリュームありそうだから、後で読んでみるよ。
とりあえず今は>>113に期待。
- 117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 23:04:16.14 ID:SJM+YmSQ0
- >>116
うp当時の説明がちょこちょこあると思うから参考にして。
あとハードボイルドは無理ぽ。
- 118 :21 :2006/03/02(木) 23:12:37.55 ID:Be1x4rkO0
- >>117
架空の現代日本、と。
現代日本としたのは正解だと思う。
今、1章を読んでる途中だけど、これは結構ハードボイルドでいけると思うんだが・・・。
まだ全部読んでないから、確かなことは言えないけども。
- 119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 23:20:58.18 ID:SJM+YmSQ0
- >>118
まだ完結とかしてないから、気長に読んでて。
- 120 :21 :2006/03/02(木) 23:28:41.66 ID:Be1x4rkO0
- >>119
おk。
とりあえず>>113期待age!
- 121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 23:31:17.89 ID:ZM1FQm5fO
- 官能小説書いてた俺が来ましたよ
- 122 :21 :2006/03/02(木) 23:36:01.36 ID:Be1x4rkO0
- >>121に期待age
- 123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 23:37:33.72 ID:ZM1FQm5fO
- >122
つっても作品は手元にあるの一個だけだし
途中からだしw
晒しても正直勃つかもわからんw
とりあえず>113殿を待とう
- 124 :21 :2006/03/02(木) 23:39:47.35 ID:Be1x4rkO0
- >>123
(・ω・)
んじゃ、>>113期待age
- 125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 23:51:24.49 ID:ZM1FQm5fO
- じゃあ>113様が晒したら俺も晒そうかな…
でもここで晒しても大丈夫かね?
- 126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 23:54:09.24 ID:XJ9yoXMc0
- >>125
これから賞に応募しようとかって作品じゃなきゃいいと思うよ。
- 127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/02(木) 23:59:22.71 ID:9/Yb3gY30
- 著作権は一応執筆者にあるお。
- 128 :113 :2006/03/02(木) 23:59:49.83 ID:MI/mzQDe0
- 焦らず聞いてくれ
投下作品を紛失した
- 129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:01:22.93 ID:aDqluW9h0
- ちょwwwwwwwwwww
(´・ω・`)
- 130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:02:40.77 ID:Dg1po5nkO
- 今北
官能小説の参考になるような作品頼む……
- 131 :113 :2006/03/03(金) 00:02:57.08 ID:zZTboqRn0
- というか、俺の書いてた小説って、かなり幼稚だぜ?
ドラゴンクエスト1の小説だったし。200行ぐらいで完結したし
- 132 :21 :2006/03/03(金) 00:06:24.94 ID:tXQcz6oQ0
- >>125
俺が晒したんだからダイジョブ!
というかなんか感想ホシス・・・誰か・・・たのむ・・・。
二次なのがいけなかったかな。うん、誰も読んでないよね。うん。別にいいんだ(・ω・)
かと言ってネ実でやると、おもくそ叩かれそうだしなぁ。
でも自分の文章を人に見せるのは初めてだから、
読んだ人がどう思ったのか興味があるなぁ。
- 133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:09:38.69 ID:668be21uO
- >129
ちょww
>132
ごめんね読んでくるからごめんね
とりあえず官能小説は投下してもおk?
- 134 :21 :2006/03/03(金) 00:10:08.67 ID:tXQcz6oQ0
- >>113
ちょwww紛失、おkwwwww
んじゃ、>>125様に期待age
- 135 :21 :2006/03/03(金) 00:11:35.10 ID:tXQcz6oQ0
- >>133
おk! 投下! 投下!
- 136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:15:32.41 ID:668be21uO
- よしゃ
が、何分途中からなのでとりあえず粗筋説明はしとく
才色兼備の高校生、叶 亜樹。
ある日の学校帰り、不良グループに拉致され廃工場に連れ込まれ……
と、こっからね
- 137 :21 :2006/03/03(金) 00:18:42.49 ID:tXQcz6oQ0
- >>136
ふむふむ。粗筋。おk。
- 138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:19:47.76 ID:668be21uO
- 亜樹「やめ……て……」
涙声はこの獣共には聞こえない。
遂に下着姿だけになった私
祐一「おい、コイツ付けて押さえておけ」
祐一は丸い金属の輪っかに革の紐のような物がついているのを獣に渡した
仲間A「祐一さん、コレ…?」
祐一「強制フェラリングだ。噛まれると怖ぇからな」
そして私の口に「フェラリング」なるものがつけられた
……! 口が……閉じない……!?
亜樹「ああ…」
四肢の動きを奪われ、簡単な単語も喋れない私は、まるで赤ん坊のようだった
祐一「よし、腕と足を縛れ」
以前工場で使われたと思われる小汚い縄が私の動きを完全に封じた
- 139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:20:42.90 ID:4dJj8x2e0
- 童貞だが恋愛小説書いてるwwww俺キメェwwwww
- 140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:21:58.23 ID:668be21uO
- 祐一「よぉし…」
祐一はズボンを脱ぎ
下着を脱ぎ
そして異臭を放つそそり立った男性器を…
私の口へ押し込んだ
祐一「ハァッ、ハァッ」
頭を押さえつけ、激しく前後に振る
その度にグポッグポッと鳴る嫌な音
仲間B「か、河野さぁん。こっち…良いですか?」
獣の一人が我慢出来ないといった様子で私の股間を凝視している
祐一「バーロー。処女は俺がいただくから待ってろ」
仲間B「で…でも俺もう我慢できないッスよぉ…」
祐一「ちっ…なら腕の縄ほどけいて、手でやれ」
仲間B「わ、わかりました」
- 141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:23:59.27 ID:668be21uO
- 獣Bは腕の縄をほどき、私の手に性器を握らせた
仲間B「うぉ…プニプニして……スゲ…ぇ」
祐一「バーロー。これくらいで歓声あげ……うっ……出るぞ」
え?出る?何が?
祐一「クッ…」
ビクビクッ!!
亜樹「んんっ!?」
性器が一瞬膨張し、脈うつように口の中に熱くて苦いものが広がる
祐一「はぁ…はぁ…」
やっと口が自由になる。フェラリングも外された
私は口を開け、口の中に排出された何かを出そうと下を向こうとした
…が
祐一「バーロー!ちゃんと飲め!!」
髪を掴まれ、乱暴に顎を上に向けさせられた
>139
俺なんか童貞なのに官能小説(ry
あ、祐一ってのは不良グループのリーダーね。河野は祐一の名字
- 142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:25:43.32 ID:668be21uO
- 何この苦いの…嫌だ。気持ち悪いよ…
祐一「ちっ…喉に絡むのか?」
祐一「これならどうだ?ん?」
鼻を摘まれた。少し楽になったかも
唾液を含ませ、なんとか飲み込む事ができた
祐一「よぉし…いい子だ」
その時、右手に何か熱いものがかかった
仲間B「あ…あ〜……」
白く濁ったベトベトした液体が性器からだらしなく垂れていた
祐一「ふぅ…じゃ、本番いくか」
ブチッと乱暴にブラジャーを破り、パンツもビリビリに破られてしまった
亜樹「い……いや……」
無理矢理 私の股を開く祐一
- 143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:30:17.00 ID:668be21uO
- 祐一「ククク……」
腕は獣共によって動かない
亜樹「イタっ!?」
股間に激痛がはしる
亜樹「いたたた!?痛い痛いって!!」
股を裂かれるような激しい痛み
血もにじんでる気がする
が、構わず祐一は激しく腰を振る
祐一「ヘッ、この締まりと…流血……やっぱ処女だったか……」
痛いよ
痛いよ
助けて…お父さん…お母さん…
祐一「あ…お…おぉ……」
祐一の動きが止まり…
亜樹「あっ……あっ……」ビクッビクビクッ
熱いものが体に注ぎこまれる
祐一「処女マン……ゲットだぜ……」
ヌルリと膣から性器を抜く
そして栓を開けたかのように、膣から白と赤の入り混じった液体がドロドロと流れ出た
祐一「ククク……おい、前はもう使っても良いぜ」
その言葉の直後
私の口、手、膣は全て塞がれた
- 144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:31:24.70 ID:668be21uO
- 祐一「ククク…そういや……まだアナルが残ってたなぁ…よぉし」
私を四んばいにさせ…
亜樹「んんぐぅ!?」
スブズブと
おしりの穴に……
亜樹「んんっ!?んぐぐ!?」
性器をくわえているので喋れない
仲間A「おい、動くな」
仲間Aに口を
BとCは両手
Dは膣
Eは胸を
祐一には……おしりを……
私は激痛のあまり
気絶してしまった
- 145 :とりあえずここまで :2006/03/03(金) 00:33:00.17 ID:668be21uO
- ……?
アレ
ホントはこの後に後日談で亜樹が祐一らに性奴隷として……って話があったんだけど…
無くしちゃった
とりあえずここまでにしときます
- 146 :21 :2006/03/03(金) 00:35:19.11 ID:tXQcz6oQ0
- >>145
乙! これはあれだね。小説というよりエロゲ風味な文体ですな(・ω・)
- 147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:38:07.68 ID:668be21uO
- >146
そう?
やった事ないから和姦無いッス
- 148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:45:00.27 ID:aDqluW9h0
- 官能であるからエロゲでもいいけど、一般的にはADVって言った方がいいかな。
因みに普通の小説だと、括弧の前に名前入れない。
入れなくてもいいように書くから。
- 149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:48:07.65 ID:668be21uO
- >148
今俺が目指してる書き方がそれ
何か昔っからの癖で、名前「」ってやっちゃうんだよね
だから自然とソレに沿った書き方しちゃうんだよなぁ…
- 150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:53:24.45 ID:aDqluW9h0
- >>149
いやでも投下された分見る限り、無くても通りそうですよ。
一部、ちょっと判断つきにくいかなって所はあるけど、名前消して読んでも大丈夫っぽい。
後、sageたほうがいいのかな?
- 151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:54:08.40 ID:Dg1po5nkO
- 絵書き上げたら下手だけど官能書くわ。
- 152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 00:58:12.28 ID:668be21uO
- >150
本当ですか?なら名前消しでまた別のを書いてみようかな…
と思ったけどレイプモノはぶっちゃけ気がひけるからもうヤダ
だからといって純愛セクロスモノもなんだかなぁ……
ならAV撮影モノを、と思ったけど資料がなさすぎて書けないや
とりあえず>151さんに期待
- 153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:03:47.84 ID:gqu6OfRf0
- >>21
ちょっと読んでみたが原作(というかFF11?)を知っている人ならわかるだろうが、
知らない人には全然説明不足な希ガス
- 154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:10:17.26 ID:t+X6aInm0
- 谷亮子はビールを飲み干し僕にキスをした。谷亮子の唇からビールが僕の口に直接流れ込む。苦みはなく、甘いジュースのようなビールの味。
谷亮子「味わいなさいよ」
僕がビールを飲み込むと意識が飛びかける。
荒巻「なんだこれ……」
谷亮子「少し力が抜けるだけだから」
そう言うと谷亮子は僕の上に馬乗りになる。
荒巻「何するんだよ」
声を絞って言うが弱々しく谷亮子はただ不敵な笑みを浮かべる。
谷亮子「斎藤道三に負けるのは嫌だからね。」
そういうと再びキスをする。谷亮子の舌は熱く優しかった。
谷亮子「んっ……」
谷亮子が舌を離すとお互いの唾液が繋がり、淫靡に輝く。
谷亮子「なに、アンタもう勃ててるの?」
既に股間には腫れたようになっていた。
谷亮子「イナバウアーじゃ、満足できなかったんでしょ?」
耳元で囁く声に思わずうなずきかける。
荒巻「そんなわけ無いだろ?」
谷亮子「頑固な男も嫌いじゃない」
ズボンに手をかけ一気におろす。
谷亮子「立派じゃない。そのへんの連中とは思えないわ。」
満足そうに谷亮子が俺の物を恍惚とした表情で見つめる。
谷亮子「こんなに勃起してるならもう入れても構わないわね」
谷亮子はペニスを掴み自分の場所にあてがう。
ぬちゃ、ぺちょ、と狭い部屋に淫靡な音が響く。
こんな感じですか、わかりません(><;)
- 155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:16:59.79 ID:t+X6aInm0
- 荒巻「くっ……」
谷亮子「感じてるの?」
荒巻「……」
谷亮子「お互い、楽しみましょう。」
じゅぷっ、と一気にペニスが熱い物に包まれる。熱を持った物同士が共鳴してるように更に熱くなる。
谷亮子「初めてなのにすんなり入ったわね」
谷亮子は無邪気に言って見せた。斎藤道三にはない色っぽくあどけない表情に一瞬ドキッとした。
谷亮子「アンタも気持ちいい?」
そんな蕩けそうな質問に僕はうなずくしかなかった。
そしてゆっくりと腰を前後にうごかし始める。2人の愛液が音を立てる。
谷亮子「はぁ、……あん……」
荒巻「はっ……」
徐々にグラインド大きくなる。快感が増していくのは谷亮子も同じなのだろう。
谷亮子「き、気持ちいいでしょ?斎藤道三なんて比べものにならいほど」
荒巻「1人で感じて何言ってるだよ。」
突くように腰を真上に上げてやる。
谷亮子「んんっ、そんな……感じてるわけ無……い」
谷亮子の動きがまた激しくなる。それに合わせ僕も腰を振る。突く度に谷亮子の中心から液が溢れいやらしい音がする。
谷亮子「いいっ、もっと……んんっ!!アンタの物でもっと突いて」
谷亮子の中でペニスは窮屈そうに快感を得ている。引き裂かれそうな程狭く中のざらつきは酷く射精を促す。
完
- 156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:18:48.64 ID:gqu6OfRf0
- あえて言おうッ!
GJである、とッ!!!
- 157 :21 :2006/03/03(金) 01:22:01.41 ID:tXQcz6oQ0
- >>138のを少し。
「やめ・・・て・・・」
たくさんの好色な目に晒された恐怖で足は震え、叫び声をあげることすらできなかったが、
ありったけの勇気を振り絞ってそれだけを言った。しかし私を取り囲んでいる彼らに、この
声が届いたとは思えない。今、私が身につけているものは、下着だけだった。
なぜこんなことになったのだろう。学校からの帰り道で彼らに話しかけられた時、悪い予
感はしたが、恐くて足が動かなかった。どこでもいいから、近くの家にでも駆け込めばそれ
で良かったのだ。
手も足も縄で縛られ、動きをとることができない私は、激しい後悔の念と、これから何を
されるのかという恐怖に捕われていた。
「おい、コイツ付けて押さえておけ」
不良グループのリーダーである河野祐一の声がした。彼は仲間に、金属でできたリングの
ような物を手渡した。見るとそのリングには紐がついている。
「祐一さん、コレ・・・?」
それを手渡された仲間が河野祐一に訊いた。
「強制フェラリングだ。噛まれると怖ぇからな」
祐一が見ている前で、彼の仲間が、私の口へその道具を近づけてくる。見たことも聞いた
こともない見知らぬ物で、何をされるか判らない。その恐怖! いつの間にか私の目には涙
が溢れていた。
スマン。途中から調子に乗ってきて勢いで書いたorz
- 158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:24:02.52 ID:t+X6aInm0
- 荒巻「で、出るぞ」
谷亮子「膣に出していいから!あっ」
最後大きく突き上げたのと同時に熱い精をはき出す。
谷亮子「一杯……熱いのが中に出てる」
荒巻「はぁぁぁっ……」
最後まで出し終えた俺は腰を動かすのを辞める。
谷亮子「も、もう終わりか……」
荒巻「残念ながら」
谷亮子「これだから……」
ぶつぶつ言ってる谷亮子にキスをする。谷亮子は少し嬉しそうだ。
谷亮子「でも、少しはいいかもね」
荒巻「そうか?」
斎藤道三「谷亮子ちゃんお酒買ってきたよー」
谷亮子「お疲れ。」
斎藤道三「あれ、いつもは遅いとか死ねとか言うのに」
荒巻「そんな事いうのか。」
谷亮子「ふふふ、今日は機嫌が良いからね。」
この話はフィクションです。登場する人名・団体等は実在しねーよwwww
- 159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:24:34.40 ID:aDqluW9h0
- >>157
地の文強化できるおまいが羨ましい(´・ω・`)
漏れは作文レベルだから困る。
- 160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:27:35.40 ID:668be21uO
- >157
('A`)
自身喪失しちゃったよ
なんだろうこの敗北感
やっぱ童貞に官能は無理ですね><
- 161 :21 :2006/03/03(金) 01:31:48.30 ID:tXQcz6oQ0
- >>159
地の文は、俺も書けなくて悩んだ時期があったよ。でもダイジョブ(・ω・)!
>>160
ダイジョブ! 俺なんか、彼女いない暦>年齢 だし。
もちろん童貞wwwwうぇっw
- 162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:34:23.12 ID:668be21uO
- >161
><
というか俺はまだまだ経験不足なんだろうなぁ(性の方ね)
だってまだ16のガキんちょです('A`)
ごめんなさい。早く大人になりたいです
- 163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:37:18.93 ID:Dg1po5nkO
- 過去にあったものから抜粋しようかと思ったんだけど版権物は分からない人がいるかも……
……打ち明けるとポケモンの擬人化。
どうしようかな
- 164 :21 :2006/03/03(金) 01:39:48.31 ID:tXQcz6oQ0
- >>162
大丈夫ですよ。思うに作者というのは、自分が書く創作世界の神なんだから、
ほとんど想像でおk。人生経験は、それにちょっとしたスパイスを加える調味料に過ぎない。
- 165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:41:35.25 ID:Dg1po5nkO
- というより流れから文才無い自分がだしにくくなった罠
- 166 :21 :2006/03/03(金) 01:43:45.87 ID:tXQcz6oQ0
- >>165
いや、気にせずどうか。
過疎ってるスレだし燃料が必要だ(・ω・)!
- 167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:44:47.75 ID:668be21uO
- >164
もうダメ。あなたが何と言おうとこう呼ばせてください
師匠、アドバイスありがとうございます
- 168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:47:58.15 ID:aDqluW9h0
- まあ、ぶっちゃけ推理小説書いてる人が殺人犯なわけでもないしね。
想像で十分。
と、えらい人が言ってた。
- 169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:49:03.95 ID:aDqluW9h0
- うん。
推理の部分をミステリに書き換えといてくれるとうれしいかも。
推理だと探偵視点な悪寒('A`)
- 170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:49:54.15 ID:qwffLBz50
- >>1しか読んでないがダンセイニみたいに一切推敲せずにやるってのもある
- 171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:51:19.80 ID:668be21uO
- >168>169
?
同じID?
想像はできるけど、それをどう表現するかで変わってくるよね
- 172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:54:30.47 ID:aDqluW9h0
- >>171
うん。同じID
そう、自分も表現力ないからへこむ('A`)
- 173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 01:58:12.94 ID:668be21uO
- >172
あぁ。だからかw
想像はできるし、構成力もある程度はある
でも表現できね('A`)ってのが多い
書くときは辞書必須です
- 174 :21 :2006/03/03(金) 02:03:59.66 ID:tXQcz6oQ0
- >>171
んじゃちとアドバイス。
一人称視点の利点は、主人公が何を思ってるか、何を考えているかを自由に書ける
ということが一つにはあると思う。
これがうまくいけば、読者が感情移入してくれるから、そうなったらこっちのもん!
>>138からの物語は、どうやら鬼畜陵辱ものっぽいけど、それにしてはあっさりと
進み過ぎてるから、一人称のわりには、まるで人ごとのように淡々としてるのね。
普通ああいう状況になれば、すごい怖いと思うんだ。うん。すごく怖い。
そういう怖さとか絶望感を主人公の立場に立って考えてみれば、いいと思うんだ。
そうすれば、陵辱ものの利点を活かすことができると思うんだ(・ω・)
- 175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:08:14.63 ID:668be21uO
- >174
はい
6対1でレイプ
って相当怖いですよね
もうちとハク付けが必要でしたね
でもやっぱ凌辱モノは向いてないと思うんで、しばらくは封印しておきます
普通の和姦すら書けないと難しいと思うんで
- 176 :166 :2006/03/03(金) 02:12:47.07 ID:Dg1po5nkO
- ルゥマ:ムウマの擬人化 身長148cm
幼い体つきで紫色の布を髪を含めて全身にはおった少女
「っ……げほっ、げほっ……!」
大きく堰をしながら目を覚ますとそこには一人の人間がルゥマを覗きこむように見ていた。風は止んでいた。
どうやら溺れてしまったらしい、私らしくない……
「お、目をさましたか、湖に溺れてたんだぞお前。大丈夫か?」
軽く笑いながら人間はルゥマを抱き起こそうとしたが私はそれを避けて立ち上がり二度程頷いた。
この人が私を助けてくれたのだろうか……見た目は二十歳ぐらいの若く小柄な男、黒い靴を履き胸にRの字が入った白い服を着ている。
この服装、何処かで……
微かに揺らぐ視界の中ではっきりしない記憶を探る。
「さてと、目もさましたし……お礼といこうか」
――!
男が立ち上がった瞬間、背筋にとても嫌な悪寒を感じ、私は一歩後退った。
第六感が逃げろと警告している。私は警告に従い、後ろを振り返り走り出す。
「何処へ行くつもりだ?」
「きゃっ!」
鉄の擦れ会う音と同時に私は尻餅をついた。
ふと、足元を見ると私の右足首は鎖で繋がれている。鎖を目で辿った先には男の手があった。どうやら気絶していた間に繋がれたらしい。
ごめん、携帯辛いです
- 177 :21 :2006/03/03(金) 02:15:44.29 ID:tXQcz6oQ0
- >>175
んじゃ参考までに、俺が書いたやつで、
>不良グループのリーダーである河野祐一の声がした。彼は仲間に、金属でできたリングの
ような物を手渡した。見るとそのリングには紐がついている。
というのを、
不良グループのリーダーである河野祐一の声がした。すると私の体はビクッと反応する。
この状況で、男が女に何をするか、大体の予想はできる。しかしそれを信じたくはなかった。
現実には、どうかならないでほしい。
彼は仲間に、金属でできたリングのような物を手渡した。見るとそのリングには紐がつい
ている。
とするだけで違ってくると思う。でもこれは、前後の文章によっては、蛇足になる可能性も
あるけれど。
- 178 :21 :2006/03/03(金) 02:16:53.11 ID:tXQcz6oQ0
- >>176
邪魔してごめんお!
wktk
- 179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:16:58.56 ID:Dg1po5nkO
- ごめん、最初の辺りだけ一人称ルゥマになってますね……
- 180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:18:50.18 ID:Dg1po5nkO
- >>178
いえ、そんな事はないです。
書くのが遅いだけです……パソならコピペして文加えるだけなのに……
- 181 :21 :2006/03/03(金) 02:29:01.41 ID:tXQcz6oQ0
- >>179
うん、ちとごっちゃになってるね(・ω・)
でも大体いい感じで文章の中に情報が入ってると思う。
俺はいいと思うお!
- 182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:29:56.00 ID:aDqluW9h0
- >すると私の体はビクッと反応する。
この部分、ちょっと外から見てるような印象しません?
なので、この場合は、
その言葉に私は震えた。
辺りの方がいいかなと思うんですが。
- 183 :166 :2006/03/03(金) 02:39:02.89 ID:Dg1po5nkO
- 書いてたら消えましたーー!!(´・ω・)
- 184 :21 :2006/03/03(金) 02:41:26.84 ID:tXQcz6oQ0
- >>182
んと、あまりの恐怖に、自分の意思で自分の体を動かすことができないという、
そんな状況から、そういう印象を持たせるような効果を狙ったんだけど、
でも>>182さんのでも全然いいと思うお。
- 185 :慶應大学経済学部 :2006/03/03(金) 02:41:31.18 ID:z0efnvt60
- 俺様がニートにならずに済んだ記念パピコ!!!!!!!!
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- 186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:41:36.32 ID:aDqluW9h0
- >>183
(´;ω;`)
- 187 :166 :2006/03/03(金) 02:42:18.03 ID:Dg1po5nkO
- 消えたついでに寝ます……放置スマソ……
消えたことに激しく後悔orz
- 188 :21 :2006/03/03(金) 02:42:45.76 ID:tXQcz6oQ0
- >>183
ちょwwwwおkwwwww
- 189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:44:24.98 ID:aDqluW9h0
- >>187
(´;ω;`)乙です。
- 190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:44:33.88 ID:YR6W752A0
- 今北400文字
- 191 :166 :2006/03/03(金) 02:45:06.18 ID:Dg1po5nkO
- >>188
自分にはあまりおkじゃない状況なのですがorz
- 192 :21 :2006/03/03(金) 02:49:14.31 ID:tXQcz6oQ0
- >>191
スマンかった。なにはともあれ乙でした。
俺もそろそろ寝るお。
明日このスレあったらまたくるけど、この過疎っぷりでは無理じゃろうなぁ。
それじゃあ(・ω・)ノシ
- 193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:50:38.14 ID:668be21uO
- >190
推敲がめんどうだよなという話から始まったこのスレ。
序盤は討論だったが途中、師匠の降臨により小説の書き方講座になった。
ごめん、400字は無理
- 194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:52:39.39 ID:wwQWZtQjO
- >>182
主観視点、特に>>138の様に文章に「私」とある場合
文章そのものが「私」の思考や見解じゃないと
その時の「私」の状況ではなく、「私」が後で書いた日記を読んでいるような印象をうける
つまり臨場感がない
私は震えたんじゃなくて、私の体は震え出したんだと思う
震えた時の事を思い返してるんじゃなく、今体が無意識に反応して震えてるってことを伝えなければいけないんだと
- 195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 02:56:31.43 ID:YR6W752A0
- 一方その頃、ID:YR6W752A0と名乗ったこの男は思案していた。
パソコンの画面に向かい、キーボードを叩きつつ何本目かの煙草を咥えたままで。
「ふン…おっぱいうpを望むコピペは簡単に出来る癖に、推敲が面倒とか思うのなら、しなけりゃいいんだよな…」
低く自嘲気味に言ったその呟きは誰かに聞かせるためにではなく、ただ芝居風に演技がかった言い方をしたことにも、また意味はない。
ただ、人見知りだとか話すのが下手だとか評価される、この男の、真夜中の癖ではあったろう。
真夜中の、悲しい、癖。独り言─それも芝居がかった─独りの呟き。
- 196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 03:14:25.97 ID:aDqluW9h0
- >>194
なるほど。
確かに言われるとおりですね。
けど、「私の体は」も臨場感にかけません?
「私の」が原因かな?
どうも外から見てるような、冷めた視点で見てるというか…。
私の体が勝手に
までつければ…くどいねorz
- 197 :196 :2006/03/03(金) 03:18:19.65 ID:aDqluW9h0
- >>196は無視して。
根本的に間違えてる気がしてきた('A`)
- 198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 03:29:10.47 ID:R7Wrscjv0
- ┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
_ノ _ノ _ノ ヽ/| ノ ノ 。。
/\___/ヽ
/ノヽ ヽ、
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
| ン(○),ン <、(○)<::| |`ヽ、
| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/ .|:::::i |
/ヽ !l |,r-r-| l! /ヽ |:::::l |
/ |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄
/ | .| | .| ,U(ニ 、)ヽ
/ | .| | .|人(_(ニ、ノノ
- 199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 03:35:13.78 ID:YR6W752A0
- ただ震えるだけしか出来なくなっていた私には、その声は酷く冷たく聞こえた。
「おい、コレ付けて押さえつけとけ」
「祐一さん、コレって…?」
祐一さん、とへりくだりながらそう質問する男が手渡されたそれを私も見つめていた。
金属製のリングに紐がついたようなその「道具」。
見たこともないどう使うのかの想像すらも出来ないその道具にも、ただ怯え震えるだけで声は掠れて喉は震えてしまう。
「強制フェラリングってな。…噛まれると痛ぇからな?」
背筋を伝う悪寒が肩を震わせる。かみ合わない奥歯がカチカチと音を立てて、喉が焼けるような冷たい恐怖だけが私を支配していった。
助けて!やめて!─そう叫んだ筈の私の喉はただ低く唸るように震えるだけで声は出ないままだった。
- 200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 03:37:49.08 ID:YR6W752A0
- 一人称視点って難しいなぁ…
- 201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 03:43:32.29 ID:aDqluW9h0
- よし、文才がかけらもない漏れが挑戦。
>>190
「今北な人が説明してほしいらしいんだ」
「……で?」
「だから僕たちで……」
「何で私が見知らぬ他人のために説明しなきゃなんないのよ!」
「で、でも……」
「知らないわよ、そんなの! やりたければ一人で勝手にやっときなさいよ!」
「……分かった」
「え、えっと……。
今このスレは、小説を投下して、その後、読んだ方が意見を投下するという流れ……です。
一応、それ以外にも討論や意見交──」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 何勝手に始めてんのよ!」
「え、え!? だだって君が」
「あんたがやるなら私がやるわよ。あんたなんかに任せられるわけないからね。そこらでおとなしく聞いてなさい」
「う、うん」
コホン。
- 202 :>>201続き :2006/03/03(金) 03:43:57.43 ID:aDqluW9h0
- 「さて、どこまで聞いたんだったっけ?
ああ、そうそう。小説投下、意見投下までだったわね。
主な流れはその通りでOKだけど、それ以外の討論や意見交換もされてるわ。
……残念ながら私には出来ないんだけど。
でもあなたがそれらを望むなら、住人が残っていればちゃんと答えてくれると思うわよ。
あなたがどっち側の人間か分からないけど、小説投下したいなら遠慮しないでどんどん投下しなさい。
それがこのスレを助けることにもなるんだから。
じゃあね。
…あ、後、今北もとめる台詞。何気に面白かったわ。才能あるんじゃない?
べ、別に期待なんかしてないけどね!」
うん。ぼろぼろだね。
ごめんね。本当に才能なくて。
因みに字数は数えてないので足らないと思う。
更に説明できてる気が全くしないけど、ここまで書いたから投下するね。
本当にごめんね。
- 203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/03(金) 03:46:08.81 ID:YR6W752A0
- >>201,202
うん。ぼろぼろだね。までをカウントすれば548文字で充分かと。
ありがとう。